
教室について
「Art School Crie」は、幼児向けの絵画教室として、麻布十番に位置しています。Crie(クリエ)には、STEAMを取り入れた子ども絵画造形クラスや、小学校受験用クラスがあり、「描くこと」だけでなく、「見る」「考える」「伝える」「聴く」ことを大切にした学びの時間を提供しています。
Visual Thinking Strategies(VTS)というアートの対話手法をベースに、正解のない問いを通して、子どもたちは観察力や表現力、他者の視点を受け入れる力を自然に身につけていきます。
また、天体、光と影、自然の形、幾何学模様、色のしくみなど、アートの中には理科・数学・技術・デザインの要素がたくさん詰まっています。それらの「気づきのタネ」を大切にしながら、子どもたちの「なぜ?」「やってみたい!」を広げていくSTEAM型の絵画教育を行っています。

私たちが大切にしていること
創造性を育むアート

子どもたちが自由に表現し、創造性を伸ばす場を提供しています。アートを通じて、子どもたちの感性や想像力を豊かにし、個々の才能を伸ばすお手伝いをしています。
子どもたちは、日々の暮らしの中で「感じたこと」「考えたこと」を、言葉だけでなく、色やかたちで表現する力を持っています。アートはその力を引き出し、自分の中の「ひらめき」や「問い」に気づく時間です。
「これってなんだろう?」
「もしこうしたらどうなるかな?」
そんな想像と探究のくり返しの中で、子どもたちは創造するよろこびを知り、まだ誰も見たことのない世界を生み出していきます。正解のない世界を、自分の目で見て、自分の手でつくる。その経験こそが、創造性を育むアートの本質です。

STEAM
Crieでは、子どもたちが自由に描くだけでなく、
「観察する」「発見する」「問いをもつ」「考える」「表現する」といった、
探究的な学びのプロセスを大切にしています。
アートは、Science(理科)・Technology(技術)・Engineering(工学)・Math(算数)と深くつながっています。たとえば、光と影を描くときに“光の反射”に気づいたり、植物をスケッチしながら“かたちのしくみ”に目を向けたり。アートの時間が、子どもたちの思考力・想像力・対話力を育てる時間になります。
こんな力が育ちます。
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よく見て、細かいところに気づく目が育ちます(観察力)
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「どうして?」「なぜそう見えるの?」と考えるクセが自然と身につきます(思考力)
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自分の気づきや考えをことばや作品で伝える力(表現力)
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自分で考えて、つくってみる。失敗から学ぶ力も育ちます(工夫する力・想像力)
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科学や自然のふしぎに気づき、「もっと知りたい!」という気持ちが芽生えます (探究心)
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図形・パターン・バランスなど、数の感覚や構造理解も自然に養われます(数学的センス)

VTS(アート的思考法)
VTSでは、「これが正解!」という答えはありません。
自分が何をどう見て、どう感じ、どう考えたのか、 それを他者と共有し、聴き合い、 「ものの見方」の多様さや深さに気づいていきます。「そんな見方もあるんだ!」 「自分では気づかなかったけど、おもしろい!」と思えるのが楽しいところです。
こんな力が育ちます。
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じっくり見る力(観察力)
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自分の考えを言葉にする力(解釈する力)
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友だちの意見を聞く力(聞く力)
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「なんでそう思ったの?」と理由を考える力(意見の再検討)
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いろんな考えを受け入れる心(複数の可能性の追求)


講師の紹介
講師
堀之内 渚子
慶應義塾大学を卒業後、広告代理店や精密機器メーカーで企画・広報業務に携わりながら、子育てを通して教育の世界に関心を深める。
自身の子どもの小学校受験をきっかけに、小学校受験塾での講師経験を積み、その中で感じた課題や気づきをもとに、現在の事業を立ち上げ、現在は、サービス設計を中心に、子どもから大人まで幅広い世代の“学びと表現”の場づくりに取り組んでいます。


アート思考の重要性
アート思考とは、「よく見て、感じて、考えて、自分なりに表現する力」を育てる考え方です。
これからの社会は、かつてのように「1つの正解」を覚えればよかった時代ではありません。
情報は溢れ、課題は複雑化し、個々に考えて行動する力が問われています。
アート思考では、「問いを立てる」「自分なりの視点を持つ」「仮説を立てて形にする」というプロセスを通じて、まさに“正解のない世界”を楽しみながら生きる力が養われます。
正解が一つではない問いに向き合い、自由に発想し、他者の意見にも耳を傾ける――
そんな姿勢は、これからの時代に求められる“生きる力”そのものです。
アート思考を通じて、子どもたちは次のような力を身につけていきます
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観察力と本質を見抜く力
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自分の考えを言葉にし、伝える力
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他者の意見を尊重する共感力
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失敗を恐れずに挑戦する姿勢
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問いを立て、考え続ける力
アートは“上手に描く”ためだけのものではありません。
子どもたちの「感じる」「考える」「伝える」力を育てる、かけがえのない学びの場です。